こんにちは!かずきです。
ホリエモンの「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」という本を読みました。
この本を読むと大きく2つのことが分かります。
- ホリエモンの歴史
- ホリエモンの参考になる物事の考え方
ぼくはホリエモンのことをなんとなくしか知らなかったので、ぼくのイメージしていたホリエモン像と違う部分が多々あり、驚いたり、意外!と思うことがたくさんありました。
また、ホリエモンの考え方が随所に書かれてあるのですが、参考になったり、自分も取り入れたい考え方がたくさんありました。有益な情報が多く、読む価値大いにありです。
この本はこんな人におすすめです!
- ホリエモンの幼少期からの歴史を知りたい人
- 働くことに迷いがあったり、働くことが辛い・楽しくない人
- 人生にに迷っている・楽しくない人
- ホリエモンの有益な考え方を知りたい人
働くことや人生について考えるきっかけになったり、働くことや人生が辛い・楽しくない人には何かの助けになってくれる本です。
では、ホリエモンの「歴史」と「参考になる考え方」に分けて、書評していきます!
ホリエモンの「歴史」
意外にも、ホリエモンは実家が裕福だったり、天才ではなかった
ぼくはこの本を読むまでは、ホリエモンは実家がお金持ちで、素晴らしい親に恵まれ、良い教育を幼少期から受けてきた天才なんだろうな、と勝手に想像していました。
しかし、それは逆で、実家はお金持ちでもなければ、普通の親(いや、ちょっと問題ありのような気が・・・)だし、天才タイプではありませんでした。
このことはとても意外でした。
ただ、小学校時代から勉強は断トツでできていたようです。
なので、ホリエモンは小学校は福岡県八女市のふつうの公立小学校に通っていたのですが、先生に勧められ、中学校は県下一番の進学校で中高一貫の久留米大附設中学校を受験し入学しました。
久留米大附設中学校では、ソフトバンクの孫正義さんの弟と同級生だったとか。
しかし、中学校ではプログラミングにハマってしまって勉強しなくなり、入学当時はトップ10だった成績がほぼビリまで下がってしまいました。
東大進学の動機は「ここ」からの脱出
中学時代のホリエモンは、気づけば勉強のできない落ちこぼれになっていました。
その原因として、附設中には刺激がなかったことが挙げられています。
たしかに、附設中にはホリエモンが逆立ちしても敵わないような頭のいい生徒がたくさんいたそうです。しかし、その生徒たちは医者の息子が多く、親の言いつけを必ず守るとか、宿題を必ず忘れないとか、みんな「いい子」すぎたようです。
そして、ホリエモンはハマっていたプログラミングもやらなくなり、勉強もスポーツもせず、麻雀やゲーセン、ビリヤードなど遊びばかりしていました。
このこともぼくにとっては意外でした。ホリエモンの中高時代は真面目に勉強していたんだろうなと想像していましたが、真逆でした。
中学入学から5年が過ぎ、進路を考えるときがやってきましたが、ホリエモンには希望の大学はありませんでした。
このとき、ホリエモンが掲げていた最大の目標はうんざりしきっていた「ここ」での生活から脱出することでした。これが東大進学の動機です。
ぼくはもっとしっかりした動機があったのかと予想していましたが、ここでも予想を裏切られました。
そして、ホリエモンは東大に現役で合格します。
ホリエモンはまったくモテなかった
ホリエモンがすごすぎて、何か欠点はないのか??と思ったことのあるみなさん、お待たせしました!!
ホリエモンの欠点は、まったくモテなかったことです!!
やったぜ。←ちょー失礼ww
どうやら中高時代、女の子と接触する環境になかったようで、女の子への耐性が付いておらず、大学生になっても、女の子に対してはキョドってしまっていたそうです。
ホリエモンはふつうの弱い人間だった
この本を読む前までのぼくのホリエモンに対するイメージはこうでした。
- 天才
- 敏腕経営者
- 鋼のメンタルを持つ
- 心がドライ
- 完璧超人
一言で言うと、「ちょーーーーーすごいやつ!」でも、ドライな人なのかな。
しかし、この本を読むと、ホリエモンも寂しさを感じたり、悲しんで涙を流すし、あたたかい心を持った人だと分かりました。
なんとなくホリエモンはかなり遠い存在の人と思っていたのですが、親近感のようなものが少し湧きました。
ホリエモンの「参考になる考え方」
成功するにはゼロとしての自分に小さなイチを足すことから始まる
人が新しい一歩を踏み出そうとするとき、そのスタートラインにおいては、誰もが等しくゼロです。
ここで、成功するためによくする間違いはゼロに掛け算をしようとすることです。つまり、成功へのショートカットやラクしながら成功する方法を求める人が多いのです。
しかし、ゼロに何を掛けたところで、ゼロはゼロのままです。
物事の出発点は掛け算ではなく、足し算でなければなりません。
まずはゼロとしての自分に、小さなイチを足す。小さく地道な一歩を踏み出す。本当の成功はそこから始まるのです。
たしかに、世の中には「楽して稼げる」とか「たったこれだけで高収入」なんて怪しい話があり、それはウソばかりです。騙される人は多くいます。
やはり、はじめはショートカットばかり求めず、勇気を出して小さな一歩を踏み出すこと、ゼロにイチを足すことが大事だと思います。
また、はじめの一歩がなかなか踏み出せない人もいるかと思いますが、非常にそれはもったいないです。おそらく、失敗をおそれているのでしょう。
しかし、例え失敗しても再びゼロというスタートラインに戻るだけで、失うものなんてたかが知れています。
お金や人間関係は失うこともあるかもしれませんが、スキルや経験は残ります。それを糧にまた立ち上がればいいのです。
そして、何より危険なのは、失うことを恐れるあまり、一歩も前に踏み出せなくなることだと経験者のホリエモンは言っています。
ぼくもブログやYoutubeに挑戦していますが、よくよく考えれば失うものなんてほとんどありません。
むしろ、かけがえのない経験値やスキルが手に入るので、やらない理由はありません。
みなさんもやりたいことがあったら、是非、挑戦してゼロにイチを足してみて下さい。
小さな成功体験を積み重ねることで自信が付く
自信を形成するためには経験が不可欠です。
そして経験とは時間が与えてくれるものではなく、ダラダラした時間を過ごしたところで、何の経験も得られません。
何かを待つのではなく、自らが小さな勇気を振り絞り、自らの意思で一歩前に踏み出すこと。
経験とは、経過した時間でなく、自らが足を踏み出した歩数によってカウントされていきます。
ホリエモンも最初は営業が得意であったわけではなかったようです。
自分をうまく表現できなかった自分を変えてくれたのは、大学時代に友達に誘われて経験したヒッチハイクの旅と語っています。
ヒッチハイクは最初は声をかけるのが怖かったけれど、少し勇気を出して一歩踏み出すことで、小さな成功体験が積み重なり、自分の殻を破ることができ、起業後も臆することなく営業をかけれたようです。
また、目の前に流れてきたチャンスにとびつく「ノリのよさ」も大事だとホリエモンは語っています。
少しでも面白いと思ったら、とりあえず躊躇せず飛び込んでみる。
これができる人は人生で多くのチャンスを掴むことができると思います。
ホリエモンにとっての働くことの意味・理由
ホリエモンにとっての働くことの意味・理由はこんな感じでした。
- 働いていれば、一人にならずにすむ。誰かとつながり、社会とつながることができる
- 働いていれば、生きていることを実感し、人としての尊厳を感じれる
- 自らの生を充実させるため
ぼくも働くことの意味・理由を少し考えてみました。ぼくの場合はこんな感じです。
- 食っていくお金を得るため
- 大切な人と一緒に暮らし、その人を守っていくため
- 好きな趣味をやるため
働くことの意味・理由は人それぞれだと思いますが、働くことで社会とつながることができるのは、たしかにそうだなと思いました。
ぼくはうつ病で仕事を休職した経験がありますが、休職期間が長くなってくると、どうしても社会とのつながりが薄れるため、寂しさのようなものを感じていました。
働くことで、社会とつながったり、働いた成果が誰かの役に立つことはとても嬉しいことだと思います。
通勤中の多くの社会人が死んだ魚の目をしている理由
理由が2つ書いてあります。
- 働くことを「何かを我慢すること」、給料を「我慢と引き換えに受け取る対価」と思っているから
- 自らの「労働」をお金に換えているのではなく、そこに費やす「時間」をお金に換えているから
働くことを我慢することと考えていては、仕事が嫌になり、ノイローゼになって毎日が楽しくないのも当たり前です。
また、サラリーマンはとりあえず出社して最低限の仕事をこなしていれば、給料が出ます。言い換えれば自らの時間を差し出す代わりに給料を得ているのです。
もし、時間が無尽蔵に湧き出るのであれば、それで何の問題もなく、好きなだけ時間を差し出せばいいでしょう。
しかし、人生の時間は有限です。
さらに、自分の時間を差し出しておけば、月末には給料が振り込まれるという考えでは、働いていても楽しくないでしょう。
そこで、ホリエモンは会社員であっても、「稼ぐ」意識を持たなければならないと主張しています。
そして積極的に稼いでいくために、自分は「時間」以外の何を提供できるのか真剣に考えなければならないとも言っています。
たしかに、これからの時代、ただ漫然と給料をもらうだけの人は淘汰されていくと思います。
時間以外に提供可能なリソースやスキルを身に着けていかなければならないと思います。
やりたいことは全部やれ!
とホリエモンは言っています。
なぜなら、人は「ここでいいや」と満足してしまった瞬間、思考停止に突入してしまうからです。
そして、思考停止化した人は、常識に縛られ、前例を重んじ、新しい可能性や未知へのチャレンジをすべて拒絶し、心がオヤジ化してしまいます。
こんな大人かっこ悪いですよね。ぼくはこんなおじさんにはなりたくありません。
常にやりたいと思ったことには挑戦し続けたいと思います。
「自分の時間」を生きるか、「他人の時間」を生かされるのか
時間とは「命そのもの」です。
お金は増やすことができますが、時間は誰にも増やすことはできません。時間は有限の命なのです。
だからこそ、ぼくらは「他人の時間」に生かされるのではなく、「自分の時間」を生きなければなりません。
例を挙げてみます。
「他人の時間」に生かされる例
- 嫌いな上司と飲みに行く
- 与えられた仕事をやらされる
「自分の時間」を生きる例
- 大好きな人と飲みに行く
- 自ら生み出す仕事に臨んでいる
ぼくは大好きな人たちと過ごす時間を増やしていきたいです。
まとめ
個人的には、ホリエモンのとてもためになる思考や考え方が知れて、読んで良かったと思える本でした!!
ホリエモンの有益な考え方を盗み、これから行動していこうと思います!
みなさんも是非、読んでみて下さい!
おわり!
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